大谷翔平、バーランダーから豪快弾も謙遜「何度対戦しても打つのは難しい」

バーランダーから本塁打を放ったエンゼルス・大谷翔平【写真:Getty Images】
バーランダーから本塁打を放ったエンゼルス・大谷翔平【写真:Getty Images】

3度目の対戦に手応えも「凡退した打席も生かせている」

 25日(日本時間26日)の本拠地アストロズ戦で、サイ・ヤング賞右腕ジャスティン・バーランダーから14号2ランを放ったエンゼルス大谷翔平投手。この日まで2度の対戦で7打数1安打と抑えられていた剛腕相手に、第1打席に右翼線に落ちる二塁打を放つと、第2打席にバックスクリーンへ豪快アーチ。どちらもチェンジアップを捉えての打球だったが、試合後、大谷は「打ってた球なので、正直頭の中にはなかったですけど、なんとか食らいついて」と、意表を突かれた1球だったことを明かした。

 2回先頭の第1打席には、追い込まれてから外角チェンジアップを泳がせられながらも右翼線に運んだ。「トップでしっかり塁に出られたので、2ストライクで追い込まれていましたけど、なんとかヒットにできてよかったのかなと思います」という技ありヒットで出塁したが、後が続かなかった。

 4回無死一塁の第2打席には、初球チェンジアップをしっかりバットで捉えると、飛距離416フィート(約127メートル)の豪快14号2ランとし、バックスクリーンに運んだ。完璧に捉えた一撃に見えたが、大谷は「打ってた球なので、正直頭の中にはなかったですけど、なんとか食らいついて」と意表を突かれた1球だったことを告白。打った後ですら「入るかどうかわからなかったので、なんとか抜けてほしいなという感じで走っていました」と話した。

 同時に、バーランダーと3度目の対戦で放ったホームランに手応えも感じているようだ。

「すごい素晴らしい投手なんで、何度対戦しても打つのは難しいんじゃないかというレベルだと思うんですけど、確実に1回目より2回目、2回目より3回目の方がしっかりいいタイミングで入れているんじゃないかなって思っている。凡退した打席もしっかり生かせているんじゃないかなと思っています」

 メジャー屈指の好投手たちとの対戦繰り返しながら、打者・大谷がさらなる進化を遂げていく。

(盆子原浩二 / Koji Bonkobara)

RECOMMEND

KEYWORD

CATEGORY