打者・大谷、対左腕で起用されず…指揮官「右と比べて昼と夜の差」も将来期待

エンゼルス・大谷翔平【写真:Getty Images】
エンゼルス・大谷翔平【写真:Getty Images】

投手・大谷は28日に非公開で実戦形式登板

 エンゼルス大谷翔平投手は26日(日本時間27日)、本拠地アストロズ戦のスタメンを外れた。相手先発が左腕バルデスであるため、控え野手で右打者のマルテに出場機会を与えるための措置。だが、実際に大谷の打率を見てみると、今季ここまで対右腕は打率.313なのに対し、対左腕は.167と大きな差が見える。

 この日の試合前に囲み取材に応じたマイク・ソーシア監督は、大谷が左腕に苦しんでいる印象があるか質問されると、「マイナーで左腕を打っていても、他のリーグで左腕を打っていても、メジャーの左腕はまた別物。慣れないといけない」と話した。また、大谷はメジャーで左腕と60打席しか対戦していないことから「評価しづらい」としながらも、現状は「右(投手)と比べると明らか。まるで昼と夜の差」と指摘。それでも「将来的には、非常にバランスの取れた打者になると思う。今は左腕に慣れることが1つ。ショウヘイは一生懸命やっている」と大きな期待を寄せた。

 また、刻一刻と近づいている投手・大谷のメジャー復帰に話が及ぶと、評価すべきポイントとして「1つは投げる球の質、1つは球数、1つは怪我のリスク」と掲げ、「これらすべてをショウヘイが安心できる状態まで持っていきたい」と話した。だが、球数については「メジャーで投げながら上げていくこともできる」とし、メジャー復帰までに100球以上投げられるようにする必要性はないとした。

 次回は27日(同28日)に非公開で実戦形式での投球練習を行うことを明言。「彼に怪我のリスクがないことを確認するほか、諸々を確認していきたい」と話した。

(盆子原浩二 / Koji Bonkobara)

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