田中将大、7回10安打4失点で降板　5年連続2桁勝利はまたもお預け

序盤は好投も2点リードの6回に一挙3点を失い逆転許す

　ヤンキースの田中将大投手が27日（日本時間28日）、本拠地ホワイトソックス戦で先発し7回10安打4失点で降板。メジャーデビューから5年連続＆日米通算10年連続の2桁勝利はまたもお預けとなった。

　田中は初回、2三振を奪うなど3者凡退スタートを切ると、2回はパルカを一ゴロ、デビットソンを遊ゴロ、ナルバエスに右翼線二塁打を浴びたが、続くモンカダを空振り三振、さらに3回も1死から内野安打を許したが三振ゲッツーで切り抜けるなど序盤は安定した投球を見せる。

　4回は先頭のアンダーソンに右越え二塁打、ガルシアに三塁内野安打、パルカに死球を与え無死満塁のピンチを迎えたが、デビットソン、ナルバエスを2者連続空振り三振、モンカダを遊ゴロに仕留め大ピンチを無失点で切り抜けた。

　田中の力投に打線も奮起。その裏、1死一塁からトーリスが中越えへ20号2ランを放ち2点を先制し右腕を援護した。2点のリードをもらった田中は5回も無失点で切り抜けが。6回に1死満塁のピンチを背負うとモンカダに右中間へ2点タイムリーを浴び、続くデルモニコに左犠飛を許しこの回3点を失い逆転を許した。

　7回もマウンドに上がった田中は先頭のサンチェスに左前打と失策が絡み無死二塁とすると、続くアンダーソンに右越えタイムリー二塁打を浴び4点目を失った。田中は7回を投げ10安打4失点で降板となった。

　田中は7月31日（同8月1日）の本拠地オリオールズ戦で9勝目を挙げて以降、8月は5戦連続で白星から遠ざかっている。防御率は3.97となった。

（Full-Count編集部）