15号3ランの大谷翔平、見逃し三振後の“品格”も話題「彼は怒るのではなく…」

2安打3打点と活躍したエンゼルス・大谷翔平【写真:Getty Images】
2安打3打点と活躍したエンゼルス・大谷翔平【写真:Getty Images】

珍しく感情を全身で表現した大谷、ファンは「球審がオオタニの打席を台無しに」

 エンゼルスの大谷翔平投手は27日(日本時間28日)、本拠地でのロッキーズ戦に「4番・DH」で2試合ぶりにスタメン出場。第2打席で逆転の15号3ランを放つなど5打数2安打3打点の活躍で今季16度目のマルチを記録し、エンゼルスの10-7での勝利に貢献した。だが、8回2死満塁の絶好機で迎えた第5打席で見逃し三振のストライクを宣告した球審の“疑惑の判定”には地元ファンが不満をあらわにしている。

 確信を持って見送った。2球で追い込まれた大谷は、2球ファウルで粘ると、元阪神・呉昇桓が投じた5球目、90マイル(約145キロ)の直球を“ステップバック”しながら見極めた。

 リプレーでは内角にボール2つ分外れたように見えたが、主審はストライクの判定。大谷は両手を広げて抗議をしかけたが、ギリギリでとどまった。しゃがみこんだ後、屈伸した状態でしばらく動けなかった。初球はあと少しで満塁弾という大ファウルをライトポール際に運んでいた二刀流右腕。悔しさか、怒りか……。珍しく感情を全身で表現していた。

 地元テレビ局「FOXスポーツ・ウェスト」の実況も「これはストライクではありません」と断定。地元ファンもツイッターで不満の声をあげた。

「オオタニにストライクを宣告したアンパイアの名前を知りたい。あれは明かなボールだった」

「オオタニの最後の投球はボール」

「球審はディナーの約束があったに違いない」

「ワォ、球審がオオタニの打席を台無しにした」

「オオタニはストライクゾーンを理解している。投手だからね」

 怒りのツイートが噴出する中、「ショウヘイ・オオタニは明らかに内角のボールでストライクと言われた。口論や怒るのではなく、彼は膝に両手を置き、深呼吸をしていた。しばらくした後、打席を去った。球審も彼も(誤審と)わかっている。彼は品格とともに対処した」と、感情を抑えた大谷の紳士ぶりを称える声もあった。

 打席に入る前に挨拶を忘れない礼儀正しさも大谷の魅力。厳しい判定にも冷静を保った二刀流の男も話題になっていた。

(Full-Count編集部)

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