パMVPはホークス柳田、セは丸or鈴木? OPSから見る12球団打者の貢献度

セ・リーグは丸、鈴木、山田とOPS1超えが3人も

【セ・リーグ】
1丸佳浩(広)打率.332 長打率.677 出塁率.490 OPS1.167
2鈴木誠也(広)打率.342 長打率.671 出塁率.450 OPS1.121
3山田哲人(ヤ)打率.319 長打率.612 出塁率.441 OPS1.053
4ビシエド(中)打率.348 長打率.570 出塁率.423 OPS.993
5筒香嘉智(デ)打率.295 長打率.597 出塁率.383 OPS.980
6バレンティン(ヤ)打率.280 長打率.568 出塁率.385 OPS.953
7坂本勇人(巨)打率.327 長打率.513 出塁率.414 OPS.927
8糸井嘉男(神)打率.310 長打率.499 出塁率.424 OPS.923
9宮崎敏郎(デ)打率.322 長打率.551 出塁率.358 OPS.909
10岡本和真(巨)打率.305 長打率.524 出塁率.383 OPS.907

 セ・リーグはやや打高投低の傾向にあるのか、OPSが1を越える選手が3人もいる。広島の丸は昨年、打率、本塁打、打点の主要3部門の打撃タイトルは獲得しなかった(最多安打は獲得した)が、MVPに輝いた。OPSがリーグ2位の.903。1位は同じ広島の鈴木誠也でOPS.936だったが、鈴木はシーズン終盤に離脱し115試合の出場にとどまった。丸は全試合出場。トータルでの貢献度で丸がMVPになった。

 今年も丸と鈴木がOPSトップの座を競り合っている。今季は両者ともに故障での離脱があり、条件的にはイーブンだ。広島がこのまま優勝すれば、この2人は有力なMVP候補になるだろう。3位には、自身3度目となるトリプルスリーに近づいているヤクルトの山田哲人。現在、首位打者の中日ビシエドが4位。本塁打王、打点王の二冠をキープしているバレンティンは6位だ。

 こうしてみるとOPSは、総合的な貢献度を見るうえで有効な数だということがわかる。ペナントレースはあと1か月半ほど。最終的にOPS1位となるのは誰だろうか?

(広尾晃 / Koh Hiroo)

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