大谷翔平、見えてきた投手としての復帰 ソーシア監督「かなり近づいている」

エンゼルス・大谷翔平【写真:AP】
エンゼルス・大谷翔平【写真:AP】

28日に3度目の実戦形式に登板し、50球を投じる

 打者としての試合出場を続けながら、投手としての復帰に向けて調整を進めているエンゼルスの大谷翔平投手。27日(日本時間28日)のロッキーズ戦の試合前には非公開で3度目となる実戦形式での登板を行い、マイナーの2選手に対して8打席、50球を投じた。

 宝刀スプリットを含めた変化球も交えての投球に、自身も手応えを感じさせていた大谷。一夜明けた28日(同29日)の同戦前に報道陣に対応したマイク・ソーシア監督は「投手・大谷」の復帰予定について「今判断しているところだ」とコメント。次のブルペン入りのタイミングについて「ここ1~2日の間になるだろうけど、明日はオフなので、明日投げるかどうかはわからない」とした。

 ここまで実戦形式に3度登板しており、大谷自身は「もういけますよ」と実戦復帰に自信をのぞかせていた。更なる実戦形式への登板を経るのかを問われた指揮官は「医療スタッフの判断次第だ。分析したところでは(前回のシミュレーションゲームは)素晴らしい内容だった。彼は試合に登板して力が発揮できる段階にかなり近づいている。と同時に、医療スタッフが彼の状態を判断して、次のステップがどうなるか、と言うことだ」とした。

(盆子原浩二 / Koji Bonkobara)

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