大谷翔平、二刀流のベスト起用法は抑え? 元GMが私案「彼の打撃が必要」

走力に高い評価「彼の走塁は優秀なので、WARの数字も上がっていく」

 打者として週2、3試合に出場し、調整期間を設けて週に1度先発投手として登板するか、それとも毎試合のように打者として出場し週に3試合ほど9回(勝ち試合)の1イニングに登板するか。これについてケニー氏は「週3日で9回に25球程投げることで、彼の健康状態が改善するのかどうか。そうなるかもしれませんし、ならないかもしれません。ですが、彼ら(エンゼルス)がやっていたように、『週1度しか登板しないのだから7イニング投げさせよう』という考えよりかはまともだと思います」と考えを述べた。

 オダウド氏が「個人的な見方をすると、私がもしチームを管理する側の人間なら、彼の打撃が必要です。そして守りでも可能な限り必要となります」と語ると、シャーマン氏も「あなた(ダン)が先ほど言っていたことの一つですが、彼はエリートなアスリートです。現在、彼は外野を守っていませんが、私の想定では彼の運動能力ならフライだって処理できるということです」と同調した。

 オダウド氏はその走力も、大谷を毎日起用する要因に挙げ「とにかく彼を毎日出場させることです。彼の走塁は優秀なので、WARの数字も上がっていくでしょう。彼がオールスターに出場している場面を考えてみましょう。そこで彼は指名打者で出場し、9回に試合を締めくくるのです」とし「二刀流をするには、ブルペンから登板する方がより容易いと私は考えています」と語っている。

 これまでにも数多く語られてきた「投手・大谷」と「打者・大谷」の起用法。どちらかに専念すべきという声もあったが、一体、最良の形はどこにあるのか。確かに「打者・大谷」がほぼ毎日見られ、勝ち試合を「投手・大谷」が締める形は、ファンにとっては最もエキサイティングなものとなりそうだが、果たして……。

(Full-Count編集部)

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