前田健太、1失点も今季初セーブで「踏ん張れた」 9回のマウンドに「難しさ」も

9回に登板し、今季初セーブをマークしたドジャース・前田健太【写真:Getty Images】
9回に登板し、今季初セーブをマークしたドジャース・前田健太【写真:Getty Images】

セーブ機会で初の登板、“代役守護神”も「このチームの抑えはジャンセン」

 ドジャースの前田健太投手が29日(日本時間30日)、敵地レンジャーズ戦で3点リードの9回に登板した。セーブ機会での登板は自身初で、1回1安打2四球で1点を失ったものの、最後はピンチを切り抜けて今季初セーブ。試合後に地元テレビ局のインタビューに答え「9回の難しさを感じた」と振り返った。

 守護神ジャンセンが不整脈から復帰後4試合連続失点中のドジャース。3-0とリードして迎えた9回にロバーツ監督が前田をマウンドに送り込んだ。

 前田は先頭アンドラスをスライダーで空振り三振に仕留めるも、続くマザラは四球。ベルトレには右中間への適時二塁打を浴びて、1点を失った。プロファーは遊飛で2死としたが、今季34本塁打のギャロの打席ではシフトを敷いてガラ空きの三塁にベルトレの進塁を許す。ギャロは四球で2死一、三塁となったものの、最後はグスマンを一ゴロに仕留め、ドジャースは3-1で勝利して5連勝を飾った。

 昨年6月9日のレッズ戦で6回から4イニングを1失点に抑え、キャリア初セーブを記録しているが、セーブ機会での登板は初。1イニングで27球(ストライク13球)を擁しながら、しっかりとリードを守った。地元テレビのインタビューでは「点は取られたけど、何とかチームが勝てるようにと思って最後は踏ん張れたかな」とうなずいた。

 それでも、最終回のマウンドはやはり特別だったようで「9回というのはすごく独特だし、今日は難しさを感じた。やっぱり最後のイニングだし、簡単に務まるポジションではないと思うので、プレッシャーとか緊張感とかそういうものはあったかな」とも言及。「このチームの抑えはケンリー(ジャンセン)だと思うし、抑えというよりも自分の役割を果たせるように頑張りたい」と誓った。先発からブルペン強化のために配置転換となった前田が、地区優勝へのキーマンの一人となっている。

(Full-Count編集部)

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