前田健太、リード死守で今季初セーブ 監督も安堵「何とか乗り切ってくれた」

9回に登板し、今季初セーブをマークしたドジャース・前田健太【写真:Getty Images】
9回に登板し、今季初セーブをマークしたドジャース・前田健太【写真:Getty Images】

初のセーブ機会登板で1失点も試合締める、捕手も「非常に大きかった」

 ドジャースの前田健太投手が29日(日本時間30日)、敵地レンジャーズ戦で3点リードの9回に登板し、1回1安打2四球1点で今季初セーブを挙げた。自身初となるセーブ機会のマウンドで、ピンチを迎えながらもリードを死守。守護神ジャンセンが不調の中で前田を9回に送り込んだデーブ・ロバーツ監督は地元メディアのインタビューに対して「何とか9回を乗り切ってくれた」と振り返った。

 前田は1死からマザラへの四球、ベルトレの適時二塁打で1点を失ったが、最後は2死一、三塁のピンチでグスマンを一ゴロに仕留めてゲームセット。ドジャースは3-1で勝利し、5連勝を飾った。

 地元テレビのインタビューに応じたロバーツ監督は前田について「彼は良い球を投げていた。直球も良かった」としつつ、「しかし彼が投げたかったコースに直球をコマンドできていなかった」と真っ直ぐの制球には苦しんでいたと分析。一方で、変化球については「良いスライダーが何球かあった。確かグズマンをゴロに打ち取ったチェンジアップは良かった」と評価。そして、「調子自体は良くなかったようだが、なんとか9回を乗り切ってくれた」と、苦しいブルペン事情の中でクローザーとしての役割を果たしてくれたことに“感謝“した。

 また、捕手のヤスマニ・グランダルもヒーローインタビューで「彼は最初は非常に良い球を投げていたよ。早々とアウトを取っていたからね。少しだけ崩れかけたけど、彼が登板してチームの勝利に貢献してくれたことは非常に大きかったよ」と前田を称えた。

 一時は首位ダイヤモンドバックスに引き離されかけていたドジャースだが、5連勝で再浮上。強さが戻ってきた。

(Full-Count編集部)

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