大谷が“存在感”で敵将動かす 好投バーランダー降板に米注目「特筆すべき」

2得点と勝利に貢献したエンゼルス・大谷翔平【写真:Getty Images】
2得点と勝利に貢献したエンゼルス・大谷翔平【写真:Getty Images】

バーランダー降板後に大谷は四球で出塁

 エンゼルスの大谷翔平投手は30日(日本時間31日)、敵地アストロズ戦に「5番・DH」で2試合ぶりにスタメン出場。第4打席に中前打を放ち、チームの勝利に貢献した。第3打席には、それまで好投していたサイ・ヤング賞右腕ジャスティン・バーランダーを降板させる“存在感”を発揮。地元メディアは「特筆すべきだ」と報じている。

 6回1死一、二塁の場面で大谷は3打席目を迎えた。それまでバーランダーに対して2打席連続凡退に倒れていたが、アストロズのAJ・ヒンチ監督は動いた。11三振を奪っていたバーランダーは、大谷との対決を目前に99球で降板。昨季ワールドシリーズ優勝に導いた若き名将ヒンチ監督は、大谷対策として左腕シップを投入した。

 この采配に注目したのは、地元紙「オレンジカウンティ・レジスター」のジェフ・フレッチャー記者だった。自身のツイッターを更新し、「これも特筆すべきことだが、彼らはバーランダーを下げた。ショウヘイ・オオタニと対戦させるために左腕を投入するためだ」とヒンチ采配を分析した。

 大谷は25日(同26日)の本拠地アストロズ戦で剛腕バーランダーから豪快な2ランと二塁打を放っていた。この時の記憶がまだ鮮明に残っていたのか、ヒンチ監督は1失点だったベテランを下げ、大谷に苦手左腕を当てたが、結局は四球。続くシモンズのタイムリー二塁打で一気に生還し、アストロズはこの回、大量4失点を喫した。

 試合はそのままエンゼルスが勝利。大谷を意識した采配は、この日ばかりは裏目に出る格好となってしまった。

(Full-Count編集部)

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