「彼は二刀流なんだ」―大谷の投手復帰へ、エ軍GMが懐疑的な声シャットアウト

エンゼルス・大谷翔平【写真:Getty Images】
エンゼルス・大谷翔平【写真:Getty Images】

「プレーできると判断するならプレーする、それが彼らのすること」

 2日(日本時間3日)のアストロズ戦で投手としてマウンドに復帰するエンゼルスの大谷翔平投手について、球団のビリー・エプラーGMが大谷のシーズン中の投手復帰を決めた現場の判断を支持した。地元紙「オレンジ・カウンティ・レジスター」が報じている。

 ポストシーズン進出が絶望的なエンゼルスにとって、希望の星とも言うべき大谷の復帰を待ち望んだファンの喜びの声があふれる一方、「ポストシーズンを戦う望みもないのに、不必要なリスクを冒してまでなぜ復帰させるのか」という、懐疑的な声もくずぶっている。記事によると、エブラ―GMは8月31日(同1日)、シンプルな表現で復帰を支持する立場を表明したという。

「専門家からの情報をもとに進めている。彼らは投げられると判断した。彼らは彼の靱帯の状態は良く、強くて、回復を見せていると言った。私は上級学位を取得するために何年も学校に通い、何十年もプロの世界で働いてきた人々の指示に従う。彼ら、そして彼らの助言を信頼している」

 大谷が痛めた右肘内側側副靭帯の治療については、チームドクターのスティーブ・ユン医師を中心とした医療関係者とソーシア監督はじめ現場の首脳陣が慎重に復帰プログラムを進めてきた。エプラーGMは記事の中で「靭帯の状態が良ければ、投手は投げるし、我々も投げさせる。選手がプレーするなら、プレーさせる。プレーできると判断したら、それが彼らがすることなんだ。彼らはプレーする」と、大谷は選手であり、プレーするのが仕事であると強調した。

今季中に投げられることを確認すれば、大谷のメンタル面にも好材料に

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