好守連発のスリランカ代表中堅手「日本と試合ができて、とても楽しかった」

好プレーを見せたスリランカU-18代表のハシャン・セニヴァイラスネ【写真:荒川祐史】
好プレーを見せたスリランカU-18代表のハシャン・セニヴァイラスネ【写真:荒川祐史】

ランニングキャッチ&ダイビングキャッチで観衆から大きな拍手

 宮崎市内で行われている「第12回 BFA U18アジア選手権」は4日、大会2日目が行われ、2大会連続優勝を目指す侍ジャパンU-18代表はKIRISHIMAサンマリンスタジアム宮崎でスリランカ代表とオープニングラウンド第2戦を戦い、15-0の6回コールドで圧勝し、2連勝でスーパーラウンド(SR)進出を決めた。5日は宿敵の韓国と、グループA首位の座をかけて第3戦を戦う。

 侍ジャパンU-18代表と戦ったスリランカ代表。決して野球のレベルは高くないものの、この日も懸命に打球を追いかけ、ひたむきな姿勢にファンから何度も大きな拍手が送られた。その中でも、ひときわ輝いたのが、中堅手のハシャン・セニヴァイラスネだった。

 2回1死で小園海斗(報徳学園)が放った右中間への大飛球にダッシュで背走。懸命に追いかけグラブを伸ばし、見事なランニングキャッチで好捕した。これだけでは終わらない。続く3回には藤原恭大(大阪桐蔭)の中前へと落ちようかという飛球に猛然と前進。頭から突っ込むと地面スレスレでグラブに収め、驚愕のダイビングキャッチを決めた。

 スリランカ代表は、この他にも3回2死で三塁手のチャトランガ・ディルシャンが根尾昂(大阪桐蔭)が放ったファウルフライを追いかけ、フェンスギリギリでキャッチする好プレーも見せた。

 強風とナイターでの試合が初ということもあって4失策。侍ジャパンU-18代表との力の差は明らかだったものの、それでも、懸命にプレーする姿はどこか応援したくなるものだった。好守を連発したセニヴァイラスネは試合後「ナイターが初めてで、こんなに多くの人の前でプレーするのは緊張しました。いいプレーができ、いい経験になりました。こういう舞台で、強い日本代表と試合が出来て、とても楽しかったです」と笑顔で語っていた。

(福谷佑介 / Yusuke Fukutani)

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