初の打点王はほぼ確実の燕バレンティン 4度目の本塁打王で2冠王なるか

4度目の本塁打王も視界に、250発は外国人選手歴代8位

 今季は9月4日終了時点で33本塁打、113打点と2部門でトップ。本塁打は31本でDeNA筒香、広島の丸、30本でチームメイトの山田が迫っているために予断を許さないが、打点は2位の中日ビシエドと23点差。初の打点王をほぼ確実にしている。

 バレンティンは60本塁打を打った2013年は131打点だったが、DeNAのブランコが136打点をマークし、打点王のタイトルを逃している。昨年まで100打点以上はこの2013年だけ。本塁打は打つがその割に打点が少ないという評価があったが、それを覆す機会になろうとしている。

 通算での本塁打は250本。外国人選手の通算本塁打数10傑に入ってきた。

1タフィ・ローズ464本
2アレックス・ラミレス380本
3アレックス・カブレラ357本
4レロン・リー283本
5ブーマー・ウェルズ277本
6レオン・リー268本
7ラルフ・ブライアント259本
8ウラディミール・バレンティン250本
9クラレンス・ジョーンズ246本
10タイロン・ウッズ240本

 バレンティンは来季シーズン中にはFA権を取得し、翌年には外国人枠から外れる。争奪戦が起こる可能性もあるが、ヤクルトのファンにとっては、何とか残留してほしいところだろう。

 まだ34歳、NPBの外国人記録をどれだけ更新するだろうか。

(広尾晃 / Koh Hiroo)

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