吉田輝星は6回3失点、95球で降板 わずか2安打も初回に痛恨3ラン

6回3失点で降板した侍ジャパンU-18代表・吉田輝星【写真:荒川祐史】
6回3失点で降板した侍ジャパンU-18代表・吉田輝星【写真:荒川祐史】

2回以降は1安打に封じ、力の片鱗を見せる

 宮崎市内で行われている「第12回 BFA U18アジア選手権」は5日、大会3日目を迎え、2大会連続優勝を目指す侍ジャパンU-18代表はKIRISHIMAサンマリンスタジアム宮崎で韓国代表とオープニングラウンド最終戦を戦った。今大会初登板となった先発の吉田輝星投手(金足農)は初回に3ランを被弾。6回まで投げ、2安打3失点でマウンドを降りた。

 吉田は初回、1死から四球と小園海斗(報徳学園)のエラーで1死一、二塁のピンチを招くと、4番キム・デハンへの初球、甘く入ったスライダーを片手1本で左翼スタンドへと運ばれた。まさかの3ラン。いきなり3点を失い、初回から28球を要す波乱の立ち上がりとなった。

 2回は2死から、またしても小園の失策で走者を背負ったが、後続を打ち取って無失点。3回も遊ゴロ、二ゴロで簡単に2死を奪ったあと、前の打席で本塁打を浴びていたキム・デハンを四球で歩かせたが、続くキム・ソンジンを見逃し三振に切って取った。

 4回は先頭をスプリットで空振り三振に仕留めると、その後も遊ゴロ、三ゴロに仕留め、この日初めての3者凡退に。5回も韓国打線に打撃をさせず。先頭を中飛に打ち取ると、続くユ・ジャンヒョクを小園のエラーで出塁させたが、盗塁を女房役の小泉航平(大阪桐蔭)が強肩で阻止。ユン・ソンヨンも一ゴロに打ち取り、4イニング連続で無安打に封じた。

 吉田は6回もマウンドへ。先頭のキム・チャンピョンにセーフティーバントを決められ、初回以来の安打を許したが、4番のキム・デハンを空振り三振。キム・ソンジン、ノ・シファンを右飛に打ち取った。この回で吉田の球数は95球に達して降板。6回2安打2四球5奪三振で3失点(自責点は2)だった。7回からは2番手で板川佳矢(横浜)が上がった。

(福谷佑介 / Yusuke Fukutani)

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