恐るべし西武の山賊打線! 0-8から1イニングで追いつく、山川37号満塁弾

満塁本塁打を放った西武・山川穂高【写真:荒川祐史】
満塁本塁打を放った西武・山川穂高【写真:荒川祐史】

浅村に続きシーズン100打点到達

■西武 – ロッテ(8日・メットライフ)

 10年ぶりのリーグ優勝へひた走る西武の“山賊打線”が火を噴いた。8日のロッテ戦、先発・十亀が崩れて1回5点、2回3点を奪われ0-8と大量リードを許しながら、その裏あっさり追いついてみせた。

 先頭・山川の中越え二塁打を足掛かりに、栗山の死球をはさんで中村が反撃ののろしとなる左前適時打。森が四球を選んで満塁とすると、1死後、金子侑の2ゴロで2点目。さらに秋山の中前適時打、源田、浅村の連続四球による押し出しで4点差に迫り、ロッテ先発のボルシンガーをマウンドからひきずり下ろした。

 こうなると、もう止まらない。この回、2打席目が回ってきた山川は、ロッテ2番目のチェン・グァンユウがカウント3-1からストライクを取りにきた高めの球を思い切りひっぱたき、左中間スタンドの上段まで飛ばすド派手な37号同点満塁本塁打。西武打線の破壊力を見せつけ、あっという間に試合を振り出しに戻した。山川はこれで今季102打点となり、浅村に続いて西武勢2人目となりシーズン100打点に到達した。

(Full-Count編集部)

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