ホークス松田が登場曲復活で一発回答 「熱くいったろと思って」

ソフトバンク・松田宣浩【写真:藤浦一都】
ソフトバンク・松田宣浩【写真:藤浦一都】

連敗逃れ「昨日の負けは大きいが、今日の勝ちも大きい」

■ソフトバンク 12-0 オリックス(8日・ヤフオクドーム)

 ソフトバンクの松田宣浩内野手が8日、本拠地でのオリックス戦で27号3ランを放った。かつて使用していた登場曲の復活が、松田に“幸運”を運んできたのかもしれない。

 チーム全体で4本塁打を含む15安打を放ったソフトバンク。松田も内野安打と27号3ランでマルチ安打を記録した。4回。グラシアルの先制弾の直後には、止めたバットにボールが当たる幸運な内野安打を記録。松田本人としては不本意な打撃となったが、そこから打線が一気につながっていった。

 8点リードで迎えた6回裏には「自分らしいバッティングができた」という左中間への3ラン。恒例の「熱男コール」でヤフオクドームのボルテージが一気に上がった。チームは大事な時期の連敗を回避できた。試合後の松田は「昨日の負けは確かに大きいかもしれないが、今日の勝ちも大きいと思う」と語った。

 8月は月間打率.371、8本塁打、21打点と絶好調だったが、9月に入ってからの打率は1割台で、本塁打も打点もなかった。松田は「バッティングは決して悪くはないが、(野手の)正面にいったりしている。今が我慢のしどきだと思う」という。

 そんな悪い流れを変えようと、2016年シーズンに使っていた打席登場曲「熱男~too Match」を復活させた。地元のボーカルユニット、ビーグルクルーが松田のために作ったオリジナル登場曲だ。松田は「熱くいったろと思って、自分で(曲変更を)やった」というが、その効果は絶大だったようで最後は「(曲の使用が)やめられんくなったわ」と笑って車に乗り込んだ。

(藤浦一都 / Kazuto Fujiura)

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