韓国と台湾の両国同時Vの可能性浮上も、3位決定戦は「絶対にやる」理由とは

侍ジャパンU-18代表・永田監督【写真:福谷佑介】
侍ジャパンU-18代表・永田監督【写真:福谷佑介】

上位3か国には来年のワールドカップ出場権が与えられる

 宮崎市内で行われている「第12回 BFA U18アジア選手権」は9日、大会6日目を迎えたが、侍ジャパンU-18代表が中国代表と13時から戦う予定だった3位決定戦、18時からの韓国対チャイニーズ・タイペイの決勝は、ともに雨のため中止となり、10日に順延されることになった。

 大会期間は最長でも10日まで。その10日も、天気予報では昼頃まで雨予報となっている。大会本部は「3位決定戦は絶対にやり切ります。夜中になってもやります」とする一方で「決勝戦は飛ばす可能性はあります。韓国とチャイニーズ・タイペイの両国優勝ということもある」とし、天候によっては決勝は行わずに両国V、3位決定戦のみ開催する可能性を示した。

 なぜか。今大会はアジア王者を決める大会であると同時に、来年、韓国・釜山で行われる「第29回 WBSC U-18ワールドカップ」の出場3か国を争う大会でもある。決勝を戦う韓国とチャイニーズ・タイペイはすでにこの出場権を確保。絶対に残り1枠の出場国を確定させなければならないのだという。

 大会本部は「BFAには、WBSCに来年のワールドカップの出場決定国を報告する義務がある。ワールドカップへの出場国を決める、それが最優先課題です」と言う。果たして、両国同時優勝という珍事となるか。開催地・宮崎の早い天候回復が望まれる。

(福谷佑介 / Yusuke Fukutani)

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