大谷翔平、右太もも打撲をアイシングで治療 軽傷を強調「全然大丈夫です」

本塁で相手投手と交錯したエンゼルス・大谷翔平【写真:AP】
本塁で相手投手と交錯したエンゼルス・大谷翔平【写真:AP】

9回走者一掃の三塁打に「いい仕事はできたかな」

 エンゼルス大谷翔平投手が8日(日本時間9日)、敵地ホワイトソックス戦に「4番・DH」で先発出場し、9回に放った走者一掃の三塁打を含む2安打3打点2得点1盗塁の活躍で、チームの勝利に大きく貢献した。9回には本塁へ滑り込んだ際に相手投手と交錯し、足を引きずりながらダグアウトに引き上げる場面もあったが、試合後に大谷は「今の時点では全然大丈夫ですし、明日もいい調整をして出られるように頑張りたいと思います」と軽症を強調した。

 この日は初めて3番マイク・トラウト外野手、4番大谷、5番ジャスティン・アップトン外野手という打順で試合に臨んだ。大谷が4番に控えた効果があったのか、トラウトは2本塁打を含む5打数5安打と大暴れ。大谷も初回の第1打席に右前打を放ち、二盗成功。第2打席には四球を選び、9回無死満塁の第5打席には走者一掃三塁打を右翼へ運んだ。

 試合後は自身の働きについて「四球も選べてましたし、ランナーがたまってるところで打てたので、いい仕事はできたかなと思っています」と納得の様子。右翼線ギリギリに入った三塁打で快足を飛ばし、「コース的には三塁打は確定しているのかなという感じのコースだったので、走者一掃になってくれてよかったと思います」と笑顔を見せた。

 だが、三塁走者だった9回1死走者なしの場面で、相手投手が暴投した間に一気にホームを狙った。滑り込む大谷の右膝内側にベースカバーに入った相手投手の膝が激突。大谷は足を引きずりながらダグアウトへ戻るというヒヤリとさせられる場面があった。その後、アイシングでの治療に臨んだという大谷は「全然大丈夫です」と軽症を強調。9日(同10日)以降の出場にも意欲を見せた。

 4戦連続ホームランはならなかったが、6試合連続ヒットで今季18度目のマルチヒットを記録した。「いい部分は表に出ているんじゃないかなという感じがする。その中でも良くない打席がもちろんあるので、それをいい方向に持っていけるようにしたい。その中で1打席1打席集中して入れているんじゃないかと思います」と打撃の手応えを感じているようだった。

(盆子原浩二 / Koji Bonkobara)

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