前田健太、シーズン終盤の代役守護神に慎重 「まだ少しナーバスになっている」

ドジャース・前田健太【写真:Getty Images】
ドジャース・前田健太【写真:Getty Images】

守護神・ジャンセンが不振に陥り不整脈でドクターストップ

 ナ・リーグ西地区で首位ロッキーズを1.5ゲーム差で追うドジャース。開幕からローテを守ってきた前田健太投手は8月に入り守護神・ジャンセンらブルペン陣が苦しむ状況の中、リリーフに配置転換された。AP通信は不慣れなポジションの中で奮闘する右腕を「神経質になっている」と伝えている。

 前田は7日(日本時間8日)のロッキーズ戦では2点リードの9回1死から登板し完璧な火消しを見せ2セーブ目を挙げた。今季はチームの守護神・ジャンセンが不振、さらに不整脈によりドクターストップがかかるなどブルペンは壊滅状態に陥り、配置転換を余儀なくされた。

 AP通信はジャンセンの代役として守護神を務めることは大きなストレスがかかることだと指摘し「ケンタ・マエダはベテラン投手が普段経験しないことを感じていた。神経質になっているのだ」と伝えている。

 地区優勝、そしてワイルドカード争いでも3位に付けるチームにとって先発、そしてリリーフでも適応能力を見せる前田の存在は大きなものとなっている。同僚のヤシエル・プイグは「今はプレーオフの真っ最中、ワールドシリーズ間近という気持ちでプレーする必要がある」と、シーズンが佳境に迫った現在の現状を口にしている。

 また、前田本人も前回登板の試合後にクローザーを務めることについて「まだ少しナーバスになっている」と、ジャンセンの代役を務める難しさを吐露している。

(Full-Count編集部=AP)

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