29日間で27試合を消化する阪神の過酷日程 3位でもCS進出逃す珍現象も発生か?

阪神・金本知憲監督【写真:荒川祐史】
阪神・金本知憲監督【写真:荒川祐史】

両リーグトップの残り27試合を残す阪神

 NPBでは通常、毎週月曜日を休養日に充てている。週間の試合数は最大で6試合だ。しかし月曜の休日は、先週の9月3日が最後。今日も1試合が予定されている。今年は例年になく中止が多く、試合消化が例年になく遅れているからだ。今季は現時点で9月4日から10月8日まで35日間連続で試合が組まれている。

 各球団の消化試合数にばらつきがあるため、残り試合数は各球団で大きく異なっている。9月9日終了時点で、シーズン終了予定の10月8日までの29日間での試合数は以下の通りとなっている。

〇パ・リーグ
ソフトバンク 24試合
ロッテ 23試合
西武 21試合
日本ハム 21試合
楽天 21試合
オリックス 18試合

〇セ・リーグ
阪神 27試合
DeNA 22試合
ヤクルト 21試合
広島 20試合
巨人 17試合
中日 15試合

 6勤1休の通常のペースならば、24~25試合のはずが、阪神は27試合。休みが2日しかとられていない。反対に中日は2日に1日強しか試合をしないことになる。阪神、中日ともに現時点では消化試合ではない。ポストシーズン進出をかけて激しい競り合いをしている。そんな中で、ここまで試合数が違うと、今後の展開に大きな影響が出る可能性もある。

 阪神は、本拠地甲子園での主催試合の消化が極端に遅れている。直近の9月9日も含め11試合が中止、ノーゲームになっている。このため甲子園での阪神の主催試合はまだ48試合。今後13試合も甲子園で試合が組まれている。本拠地での試合は阪神には有利なはずだが、今年の天候不順を考えると、甲子園での試合が無事に消化できるかどうかは微妙なところだ。

セ・アグリーメントではCS開幕の2日前の時点で順位を確定することに

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