負けられない一戦 板川1回持たず降板で先制許すも、2回に勝ち越し

中国戦に先発した侍ジャパンU-18代表・板川佳矢【写真:福谷佑介】
中国戦に先発した侍ジャパンU-18代表・板川佳矢【写真:福谷佑介】

無死一、三塁の大チャンスを作るも、中川は一ゴロ併殺…

 宮崎市内で行われている「第12回 BFA U18アジア選手権」は10日、大会最終日を迎え、2大会連続優勝を逃した侍ジャパンU-18代表は中国代表と3位決定戦を戦った。

 いきなり先制点を奪われた。初回、先頭のチャン・ウェンタオに左前打を許すと、続くヤン・シェンガオはバント失敗。だが、ホウ・ハンガンにも左前打を浴びると、4番のコウ・ヨンカンには中堅の頭上を越える適時二塁打。二塁走者が生還し、いきなり1点を奪われた。一気に2点目のホームを狙った一塁走者は本塁で憤死し、2死となったが、板川はここで降板。2番手で柿木蓮(大阪桐蔭)がマウンドに上がった。

 まさかの先制点を奪われた日本だったがその裏、すぐさま試合を振り出しに戻した。中国先発の左腕サン・ヤンのミスを逃さなかった。先頭の小園海斗(報徳学園)が四球で出塁すると、奈良間大己(常葉大菊川)の打席ですかさず盗塁。奈良間の犠打は投手のフィルダースチョイスとなり、無死一、三塁に。続く中川卓也(大阪桐蔭)の一ゴロが併殺打となる間に1点を返したものの、藤原恭大(大阪桐蔭)は遊飛。同点にこそ追いついたものの、初回は無安打だった。

 2回に勝ち越しに成功する。2死から小泉航平(大阪桐蔭)が四球で出塁し、蛭間拓哉(浦和学院)が右前安打で繋いで一、三塁とすると、日置航(日大三)が今大会初安打となる中前適時打。さらに続く小園も左前適時打を放ってこの回2点を奪って、リードを奪った。

(福谷佑介 / Yusuke Fukutani)

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