2018年は“オオタニ元年”に― 大谷翔平は新人王の「本命であるべき」との声

エンゼルス・大谷翔平【写真:Getty Images】
エンゼルス・大谷翔平【写真:Getty Images】

「実際の本命」はアンドゥハー&トーレスも…大谷が「本命であるべき」

 右肘靱帯に新たな損傷が見つかったエンゼルスの大谷翔平投手。10日(日本時間11日)に球団と話し合い、靭帯再建手術(通称トミー・ジョン手術)を受けるかを決断する見込みだが、今季は打者としてシーズン終了まで出場を続ける考えを明かしている。ここまで投手としては4勝2敗で防御率3.31、指名打者としては打率.291、19本塁打、53打点。新たな靭帯損傷が発覚してからも圧巻の活躍を見せているが、米メディアでは今シーズンの賞レースの行方を特集。大谷をア・リーグ新人王候補に選び、「今季はオオタニがデビューしたシーズンと記憶されるべき」と、2018年のMLBを“オオタニ元年”と位置付けている。

「ホームストレッチまでやってきたMLB賞レースガイド」と特集したのは米スポーツ専門メディア「ザ・リンガー」。ア・リーグ新人王部門で二刀流のスターが登場する。「実際の本命」としては、ヤンキースのミゲル・アンドゥハー、グレイバー・トーレスの両内野手を選び、大谷は「本命であるべき」として選出。そして、レイズのジョーイ・ウェンドル内野手は「ダークホース」として登場する。

 三つ巴と目されている新人王争いだが、特集では「オオタニ一人がこのレースを困難なものにしている。なぜなら、彼のユニークな価値を決定する困難さというものがある。従来通りに評価できるアンドゥハーのような守備面の拙いスラッガーと、トーレスのような期待通りのトッププロスペクトとは対極だ」と分析している。

 トーレスとアンドゥハーは他のシーズンなら新人王を獲得できるほどの成績だが、大谷は別の次元にいるというのだ。

「1世紀前のベーブ・ルース以来、実現可能な二刀流を我々は目にしていない」

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