大谷翔平が“奏でた”快音 痛烈適時打に米専門家が感嘆「この打球の音です」

今季19度目のマルチ安打を記録したエンゼルス・大谷翔平【写真:AP】
今季19度目のマルチ安打を記録したエンゼルス・大谷翔平【写真:AP】

今季19度目マルチ&6試合連続長打、適時打には「素晴らしいスイング」

 エンゼルスの大谷翔平投手は10日(日本時間11日)、本拠地レンジャーズ戦に「5番・DH」で6試合連続スタメン出場し、今季19度目のマルチ安打をマークした。2回の第2打席で二塁打を放ち、8試合連続安打を記録。そのまま三盗を成功させると、7回の第4打席には適時左前打。チームは2-5で敗れたものの、4打数2安打1打点1盗塁と活躍した。メジャー通算132勝のエンゼルスOBは「アメージング。間違いなくアメージングだ!」と脱帽している。

 自身2度目のア・リーグ週間MVPに選出されたばかりの大谷。4回の先頭で迎えた第2打席、相手先発左腕マイナー相手に2ボール1ストライクからの4球目をフルスイング。乾いた快音とともに強烈な打球は右中間に飛んだ。中堅デシールズが完璧な打球処理を見せたが、お構いなし。韋駄天を飛ばして、二塁ベースを奪った。

 これで大谷は8試合連続安打、6試合連続長打を記録。その後、1死からワードの打席で再び快足ぶりを見せつける。三盗を試み、一度はアウトが宣告されたものの、その後にソーシア監督がチャレンジ。判定が覆り、今季9盗塁目をマークした。

 さらに、7回2死一、三塁の好機で迎えた第4打席では再び左腕を打ち崩した。レンジャーズが大谷対策で投入した変則左腕クラウディオと対峙。フルカウントからの6球目を巧みに捉えると、狭い三遊間の間を抜いてレフト前に強烈なライナーで運ぶタイムリー。またしてもマルチ安打の活躍となった。

 地元ロサンゼルスで試合を中継していた「FOXスポーツ・ウェスト」の解説者でエンゼルスOBの元投手、マーク・グビザ氏は「アメージング、間違いなくアメージングです、ショウヘイ・オオタニ」と称賛した。

「じっくり溜めて逆方向にライナーを打ちました。ホームランを狙わずに、引っ張ろうともしていません。そして、この打球の音です。ショウヘイ・オオタニの素晴らしいスイングでした」

 二刀流のバットが奏でた快音にすっかり惚れ込んだ様子のグビザ氏。今季19度目のマルチ安打と54打点目を叩き出した大谷を手放しで絶賛していた。

(Full-Count編集部)

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