アジア大会出場の野球新興国・ラオスを指導するのは韓国球界のレジェンド

ラオス野球発展へ尽力「野球からもらった愛を今度は伝えたい」

 世界への普及活動は、現役を引退した選手のセカンドキャリアとして考えられる分野でもある。今後のラオス野球の発展へ、日本球界やファンへのメッセージを求めると次のように話した。

「ラオス野球はまだまだ始まったばかりです。今でも道具等は寄付などで賄っています。1人でも多くの協力者が必要であり、是非、日本のみなさんのお力を貸してください」

 当初は野球不毛の地での活動に対して疑問の声もあったが、今では国際大会に出場できるところまで到達した。「野球からもらった愛を今度は伝えたい」李氏は今後も野球への恩返しのため、ラオス野球発展に尽力する。将来的に日本代表と対戦する日も訪れるだろう。今後の成長に注目だ。

(豊川遼 / Ryo Toyokawa)

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