大谷の手術決断は「まだ」 ソーシア監督が説明、状態は「良くはなっている」

エンゼルス・大谷翔平【写真:Getty Images】
エンゼルス・大谷翔平【写真:Getty Images】

新たな靭帯損傷発覚も結論は出ておらず「今日はまだ何も聞いていない」

 エンゼルスの大谷翔平投手は12日(日本時間13日)の本拠地レンジャーズ戦に「4番・DH」でスタメン出場する。新たな右肘靭帯損傷が発覚してから打者に専念しており、これで渡米後最長の8試合連続スタメン出場。投手として復帰するため、医師からは靭帯再建手術(通称トミー・ジョン手術)を勧められていると球団は5日(同6日)に発表したが、マイク・ソーシア監督はこの日の試合前に「今日はまだ何も聞いてない」と決断に至っていないことを明かした。

 大谷は10日(同11日)にビリー・エプラーGMと話し合いの場を持ったが、手術を受けるかどうかの結論は出ず。本人は7日(同8日)に「すぐに(手術)ということではない」と話しており、シーズン終了まで打者として出場を続ける考えを明かしている。手術を受ける決断としても、実際にメスを入れるのはオフになってからとなりそうだが、まだ結論は出ていないようだ。

 この日、ソーシア監督は大谷が手術を受けることを決断したかについて質問され「今日はまだ何も聞いてない」と回答。現在、打者としての出場を続けているが、決断するまでに特別な治療を受けているかについては「特別なものは今はない。数週間前には肘に張りが見られて処置はしたが、今の時点では通常のメンテナンスを行って打者として出場していけるようにしている。肘の状態に関して現在できることはあまり多くはない」と説明した。

 決断までに時間がかかりそうかについては「いや。彼の希望次第だ。今季中には決断するだろう」と言及。肘の状態は「自分が知る限りでは、彼は検査はしていないが、良くはなってきていると思う」という。

 新たな靭帯損傷が発覚してから、打者として驚異的な活躍を続ける大谷。二刀流復活に向けて、どのような道を進むのだろうか。

(盆子原浩二 / Koji Bonkobara)

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