打撃絶好調の大谷に打撃コーチがあきれ顔「安打を打つのに靭帯は必要ないのか」
“苦手”左腕も8月1日以降は対戦打率.333
同紙の取材に応じたエンゼルスのエリック・ヒンスキー打撃コーチは「本当にどうなっているのかわからないよ。ヒットを打つのに靭帯は必要ないのか。彼はスイングしても気にならないようだ」と、ジョークを交えながら二刀流のスーパースターに脱帽したという。さらに「彼は全く(痛みを)訴えてこない。アメージングな男なんだ。打席に立てば、試合がガラリと変わる。間違いなく脅威だよ」と、身長193センチのベビーフェイスのスラッガーが打席で相手投手に与えているプレッシャーを称賛している。
痛めていた膝の手術に踏み切ったアルバート・プホルズ内野手が戦線離脱。その影響もあり、大谷はこれまで苦手で外れていた相手先発が左腕の試合にもスタメン出場し、打席を重ねることに成功している。記事によると、中盤戦まで打率.170だった大谷の左腕相手の成績は劇的に向上。8月1日以降は24打数8安打、2本塁打、8打点で、この間の対左腕打率は.333となっている。
ヒンスキー打撃コーチは「彼は左腕相手に出場機会を得られていなかった。左打者は打席に立たなければ左腕攻略は難しい。毎日試合に出れば、成功のチャンスは格段に上がるんだ」と話し、大谷が今後も左腕に順応していくであろうことを予測している。
靭帯損傷のショックを吹き飛ばし、左腕も攻略しつつある大谷。底知れぬ才能で、押し寄せる難題を軽々とクリアし、卓越した打者に成長し続けている。
(Full-Count編集部)