ハム栗山監督が地震後初の本拠試合に意欲「北海道の皆さんと一緒に戦っている」
試合前には栗山監督、中田、中島らが募金活動
■日本ハム – オリックス(14日・札幌ドーム)
日本ハムは14日、札幌ドームでオリックスと対戦する。6日未明の北海道胆振東部地震後初の本拠地での試合。試合前には栗山英樹監督、中田翔主将、中島卓也選手会長らが募金活動を行った。
栗山監督は「まだまだ大変なのに、試合をやらせてもらう。何かをお届けできるようにしっかりやります」と力強く語った。
9日の楽天戦以来試合から遠ざかっているが、言い訳にするつもりはない。「そんなことを考えてやる時じゃない。今までに以上に必死に向かって行く姿を見せなきゃ。ここで背中を見せなきゃ、プロの野球がある意味がない」と、がむしゃらに最後まで諦めずに戦う姿勢を貫く。
グラウンドに立つ選手も思いは同じだ。「俺からもう何も言うことはない。選手たちは感じてくれている。中途半端なプレーや試合をするはずがない」と指揮官は選手への厚い信頼を口にした。
「北海道の皆さんと一緒に戦っていることは数字を見れば、どれだけ力を借りているかわかる」。25勝18敗2分と圧倒的な勝率を誇る本拠地で、奇跡の逆転優勝へ再スタートを切る。
(石川加奈子 / Kanako Ishikawa)