大谷がルーキーで「イチバン」 ソーシア監督が新人王へ日本語で“猛プッシュ”

エンゼルス・大谷翔平【写真:Getty Images】
エンゼルス・大谷翔平【写真:Getty Images】

ライバルはヤンキースの2人も…「二刀流としてプレーしていることはスペシャル」

 エンゼルスの大谷翔平投手は14日(日本時間15日)の本拠地マリナーズ戦で「4番・DH」でスタメンに名を連ねた。今季ここまで打者として打率.294、19本塁打、54打点をマーク。投手としても、右肘靭帯損傷が明らかになるまで好投を続け、10試合登板で4勝2敗、防御率3.31、51回2/3で63奪三振の成績を残している大谷。ここにきて、ア・リーグの新人王に誰が輝くべきか“論争”となっているが、マイク・ソーシア監督は大谷が「イチバン」だと力説した。

 マリナーズ戦前の記者会見。米メディアから、大谷が新人王候補のナンバー1かと質問を受けたソーシア監督は、日本メディア向けへの通訳も担当する日系人広報のグレース・マクナミーさんに尋ねた。

「ナンバー1は日本語で何と言うのか?」

 その答えを聞くと、「イチバン? イチバン。イチバン。わかった」。さらに「才能があって素晴らしいプレーをしている若い選手はたくさんいるが、ショウヘイがメジャーリーグにやってきて二刀流としてプレーしていることはスペシャルだと思う」と、大谷がいかに特別な選手であるかを強調した。

 投手としては、2020年まで復帰できない見込みだが、打者に専念して圧巻の活躍を続けている。指揮官は「まだ投手として投げられていたらかなりダイナミックであっただろうが、打者としてもスペシャルだ。彼が今季ナンバー1のルーキーだと思う。彼は投手としても素晴らしかった」とも話した。

 ライバルはヤンキースのミゲル・アンドゥハー、グレイバー・トーレスの2人と見られているが、大谷を新人王の推す声は米メディアの中でも次第に大きくなっている。

(盆子原浩二 / Koji Bonkobara)

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