西武、エース千賀を打ち砕き天王山初戦制す 指揮官「最後まで簡単には終わらない」

ヒーローインタビューを受けた西武・山川穂高(左)と郭俊麟【写真:荒川祐史】
ヒーローインタビューを受けた西武・山川穂高(左)と郭俊麟【写真:荒川祐史】

浅村が試合を決定付けた3ランに「反応で打てるっていうのは技術力の高さ」

 ここ一番での勝負強さについて指揮官は「それだけの技術があるってことですよ。タイミングを取るのが非常にうまいし、反応で打てるっていうのは技術力の高さ。そして集中力。いいバッターですよ」と、自ら指名したキャプテンに全幅の信頼を置いている。

 ただ、昨日と同じく、8回裏には大事をとって浅村はベンチへ。「しばらくこういう起用が続くと思う。腰は守備についているだけでも張ってくる。それが出てきたら黄色信号。俺も経験があるので無理はさせられない。(浅村の)離脱だけは困る」と、今後も状態を考慮しながらの起用を口にした。

 そして4番・山川。「どさくさに紛れて」と、山川自身がお立ち台で笑いを誘った浅村との連弾の後、8回裏には、パ・リーグでは2011年の西武・中村以来となるシーズン40号本塁打を放ち、試合を決定付けた。

 西武の頼れる4番となった山川に対し、「ここ(メットライフドーム)で、143試合やったらすごい打つだろうね。ここ大好きだって言ってるから」と、報道陣の笑いを誘った。実際に山川のメットライフドームでの本塁打数は、59試合で23本と好相性。「大好き」と言い切るのも頷ける。

 前日の試合後、「天王山」とこの3連戦を表現した指揮官。その初戦、エースを相手にしての大勝となったが「結果はそうだったけど、最後まで簡単には終わらない。長打力はあるし、ランナーを嫌な形で出したら…。戦う上ではやはり怖い相手です。今回はあれだけの点差があったからよかったようなものの、まだまだ慎重に攻めていかなければならない」と、9回に川島と上林に浴びた2つのソロ本塁打を引き合いに出しながら、明日の天王山第2戦へ向け、気を引き締めていた。

【動画】西武が首位攻防初戦を制してゲーム差「4.5」に! 千賀をKO、山川40号到達&郭俊麟が3年ぶり白星… 試合ハイライト

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