西武、マジック11点灯! 天王山3連勝、最短Vは24日 ホークス連覇遠のく

初回、先制の7号満塁アーチを放った西武・栗山巧【画像:(C)PLM】
初回、先制の7号満塁アーチを放った西武・栗山巧【画像:(C)PLM】

西武は3位以上が決まりクライマックスシリーズ進出も決定

■西武 8-1 ソフトバンク(17日・メットライフ)

 西武に優勝マジック11が点灯した。17日、本拠地メットライフドームで行われたソフトバンク戦。初回に栗山の満塁弾でいきなり4点を先制し、そのまま逃げ切り勝ち。2位ソフトバンクとの首位攻防戦で3連勝を飾って、その差を6.5ゲームに広げ、ついにマジック11が点灯し、クライマックスシリーズ進出も決めた。

 3連戦の3試合目も、“獅子脅し打線”が初回に火を噴いた。先頭の秋山が中前安打で出塁し、2つの四球で満塁とすると、栗山がミランダからバックスクリーンへと飛び込む先制のグランドスラム。15日の初戦が3得点、16日の2戦目が4得点、そしてこの日の3戦目は栗山の7号満塁弾で4得点と、3試合連続で初回に複数得点を奪った。

 先発のウルフは3回先頭の明石のライナーが右太ももに直撃して降板。だが、スクランブル登板となった武隈が4回途中まで無失点の好リリーフを見せると、増田、小川と必死のリレーでソフトバンクの反撃を凌いだ。7回には中村が26号3ランを放って点差を6点に広げ、鷹にトドメを刺した。

 ソフトバンクは、勝負の首位攻防戦3連戦でまさかの3連敗を喫した。初回、守備の要で打撃好調だった今宮が脚を痛めて負傷交代。その直後に先発のミランダが栗山に満塁弾を浴びて3試合連続で初回に大量点を奪われた。前日の練習中に左側頭部に打球が当たった柳田、そして今宮を欠いた打線はホームが遠かった。7回にスアレスが3ランを浴びて万事休す。自力Vが消滅。西武にマジック点灯を許し、連覇が遠のいた。

【動画】首位西武に優勝マジック「11」が点灯! 最後は相内が締めてホークスを3タテ!

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