イエリッチが今季2度目サイクル達成で史上5人目快挙　日米野球にも参加予定

同一チームを相手にシーズン2度のサイクル達成は史上初

　ブルワーズのクリスチャン・イエリッチ外野手が17日（日本時間18日）、本拠地レッズ戦で今季2度目のサイクルヒットを達成した。1シーズンで2度のサイクル達成はメジャー史上5人目の快挙で、同一チームを相手のシーズン2度の達成は史上初の出来事となった。球団公式サイトが伝えている。

　プレーオフ進出争いの真っ只中にあるブルワーズをバットで牽引した。「2番・左翼」で先発したイエリッチは、初回にセンター前にヒットを運ぶと、3回の第2打席には右翼へ二塁打、5回の第3打席に31号2ランを右翼スタンドに叩き込み、6回の第4打席には中越え三塁打で2打点を挙げると同時に、今季2度目のサイクル安打を達成。4打数4安打4打点の活躍で、打率は.318までアップした。

　記事によれば、1シーズンに2度サイクルを達成したのは、1883年のロング・ジョン・ライリー、1887年のチップ・オニール、1931年のベーブ・ハーマン、2012年のアーロン・ヒルに続く史上5人目の快挙。8月29日（同30日）に今季初サイクルを達成した時も対戦相手はレッズで、同一チームを相手に1シーズン2度のサイクル達成は史上初の出来事となった。

　また、サイクルヒットをキャリアで複数回達成した選手はイエリッチを含め史上25人いるが、現役ではエイドリアン・ベルトレ（レンジャーズ）の3度、カルロス・ゴメス（レイズ）の2度に続く3人目の快挙だという。

　昨オフにマーリンズからブルワーズにトレード移籍したイエリッチは、今季ここまで打率.318、31本塁打、93打点、19盗塁の大活躍でチームを牽引。11月に開催される日米野球では、MLBオールスターチームのメンバーとして来日することが決まっている。柔らかいバットスイングに定評がある選手だけに、11月も日本で大暴れするかもしれない。