日本ハム、清宮5号3ランにも栗山監督は冷静 「あれぐらい普通」

日本ハム・清宮幸太郎【写真:荒川祐史】
日本ハム・清宮幸太郎【写真:荒川祐史】

ソフトバンク武田のカーブを捉えた豪快な一発

■ソフトバンク 9-7 日本ハム(20日・札幌ドーム)

 日本ハムのドラフト1位ルーキー・清宮幸太郎内野手が20日、本拠地でのソフトバンク戦で右中間に5号3ランを放った。武田翔太投手の低めカーブを完ぺきに捉えた豪快な一発。栗山英樹監督は「狙いを含めて、よく考えて、しっかり振ったと思います」と評価した。

 8月25日楽天戦以来となる久々のアーチだったが、指揮官はそれ以上褒めなかった。「自分のバッティングをすれば、あれぐらい普通。清宮に怒られるよ、あれが凄いって言ったら。普通にああやって、狙い球がしっかり合って振れば、ああいう風になるだろうなと思っているから使っているわけだし」。ホームランバッターとしての高い資質を認めているからこそ、昨年まで日本ハムに在籍した大谷翔平投手(エンゼルス)の時と同様に“普通”を連発した。

 将来メジャーリーグでの活躍を夢見る清宮の成長を願えば、本塁打1本で喜んではいられない。「こういう風にどうしても勝たなきゃいけない試合の中で、自分の持っているものをどういう風に出していくのか」。緊迫した順位争いの中で立つ打席で何を

(石川加奈子 / Kanako Ishikawa)

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