“はたらく”「パリ女子」の球場の楽しみ方 元「BsGirls」の2人が紹介
野外ならではの空気と開放感が、お手軽に非日常感を醸し出す
その日、ENAさんとMEIさんは、海浜幕張駅からシャトルバスでZOZOマリンスタジアムへ。MEIさんは「バスを降りると海の匂いがしテンションが上がる!」と笑う。開場前に球場に到着し、まず「マリーンズストア ミュージアム店」に向かうと、MEIさんは鈴木選手のレプリカユニホームをお買い上げ。本拠地の選手は白いホームユニを着用するが、「カッコイイ」ので黒いビジターユニに決めた。
試合開始の1時間半ほど前、スタジアム入場。荷物検査を通過すると、2人は興奮のあまり突然走り出す。細い通路を抜けて一気に視界が開け、眼下に美しいフィールドが広がる瞬間は、確かに爽快だ。野外球場の醍醐味だろう。
フィールドシート付近では、ロッテの選手がファンにサインをしている最中だった。「ファンサービスを見るのが好き」なMEIさんは、しばし立ち止まって遠くからその光景を眺める。小さな子どもに優しい三木亮内野手には思わず「カッコイイ」と高い声が出た。
ZOZOマリンスタジアムはグルメも素晴らしい。球場外周のケータリングカーと、テントゾーンはいい匂いをさせて食欲を誘い、球場内のフードメニューもバラエティ豊かだ。寒いときにはあったまる、暑いときにはビールがおいしくなる「もつ煮込み」が名物。
今回、ENAさんは「選手の台所」の「大地と勝つ!玉カレー」「菅野選手のミスターダブルホットドッグ」、MEIさんは「ナイスボール」の「角中選手の勝負飯・宝島牛丼」に舌鼓を打った。
ENAさん「あれも食べたい、これも食べたい、こっちも飲みたいとなってしまうので大変です。笑」
ご飯を食べながら、試合開始を見届ける。初回、千葉ロッテのスタメンは「サブマリーンズ」の子どもたちと一緒に守備位置に就くが、そこもMEIさんのおすすめポイントだ。子どもたちに合わせて屈んだり、膝をついたりする選手の姿が乙女心をくすぐるらしい。
試合が始まると、すぐに千葉ロッテが先制し、その後は緊迫した投手戦が繰り広げられた。千葉ロッテといえば、12球団屈指の迫力を誇る「ファンの応援」も見どころだろう。印象的な応援歌、チャンステーマ、唯一無二の一体感の虜になってしまう人が後を絶たない。
MEIさん「サイドビジョンに応援歌の歌詞が出るのは優しいですよね!」
試合中、ほどよいところでスタジアム散策。フロアの壁の至るところに選手の巨大パネルが設置されており、記念撮影や等身大の選手との背比べができる。「大地に挑戦!飛びマクレ」は、鈴木選手が打席に向かう際のルーティン、約80センチのジャンプに挑めるスポットだ。
MEIさん「女性も男性も気軽に楽しめる写真映えスポットがあります!」。ちなみにENAさんは助走なしで、鈴木選手とほとんど同じ高さまで跳んだ。