田中将大5回途中5失点で勝敗つかず 指揮官「決定的なミスを犯してしまった」

レッドソックス戦に先発したヤンキース・田中将大【写真:Getty Images】
レッドソックス戦に先発したヤンキース・田中将大【写真:Getty Images】

初回から3イニング連続で失点

 ヤンキースの田中将大投手は20日(日本時間21日)、本拠地レッドソックス戦に先発し、4回0/3を投げて8安打5失点で降板。勝敗はつかなかったが、チームは6-11で敗れた。アーロン・ブーン監督は「追い込んだ時の直球の制球に関しては、決定的なミスを犯してしまった」と注文をつけた。ヤンキース専門テレビ局「YESネットワーク」が伝えている。

 宿敵レッドソックスに逆転負けし、目の前で地区優勝を見届ける屈辱を味わった。自身3連勝中でこの試合まで20イニング連続無失点と絶好調の田中は、初回に先制を許すと、2回は2死二、三塁からベッツに中前2点タイムリー、3回には2死からホルトにソロを浴び、初回から3イニング連続失点と打ち込まれた。

 この試合前まで好投を見せていたが、5回を持たずに降板。試合後にブーン監督は囲み取材に応じ、「直球に少しトラブルを抱えていた。カウントで優位に立っている時でさえもね。追い込んだ時の直球の制球に関しては、決定的なミスを犯してしまった。特にムーキー(ベッツ)に対しては何度かね」と、追い込んでからの制球に注文をつけた。

 直球、スプリット、スライダーなどボール自体の質に問題はないようで「球(の質)自体はOKだった。キレが凄くあったわけではないが、彼ら(レッドソックス打線)を称賛するしかない」と、強打を見せつけたライバル球団を称えていた。

(Full-Count編集部)

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