広島、投手陣崩壊で大敗もM2 緒方監督「この時期にこんなゲームをして」

広島・緒方孝市監督【写真:荒川祐史】
広島・緒方孝市監督【写真:荒川祐史】

4三振に終わった丸は「切り替えてやるしかない」

■阪神 13-4 広島(22日・マツダスタジアム)

 広島は22日、マツダスタジアムで行われた阪神戦に4-13で敗れた。投手陣が18安打13失点と崩壊し、最下位・阪神にカード負け越しとなったが、2位のヤクルトが敗れたためマジックは2となった。

 先発の岡田が3回途中8失点で降板し、その後も失策などが絡んで失点を重ねた。打線はバティスタの2ランなどで4点を返したが、焼け石に水だった。緒方監督は「何回目になるかな。この時期にこんなゲームをしてしまって、たくさん来てくれているファンの人たちに申し訳ない」と久々の快晴の中、いつも通りにスタンドを埋めた観客に謝罪した。

 今季最短となる2回2/3で降板した岡田に関しては「先発の何番目か、中心になる投手なのに、こういう結果だと考えないとね」と、シーズン終了間近でのローテ剥奪も示唆した。

 ヤクルトの敗戦でマジックが2となり、23日に優勝決定の可能性が出てきた。この日は1四球を選んだものの、4三振に終わった丸は、目前となった優勝について問われたが「絶対条件として勝たなければならない。今日はこうなってしまったので、切り替えてやるしかない」と淡々と口にした。緒方監督は同じ質問に答えることはせず、「また明日」と言い残し、怒りを押し殺した様子でロッカールームヘ引き上げた。

(大久保泰伸 / Yasunobu Okubo)

RECOMMEND

KEYWORD

CATEGORY