ホークス甲斐、2安打2打点で山岡攻略 西武との差変わらずも「最後まで信じて」

ソフトバンク・甲斐拓也【写真:藤浦一都】
ソフトバンク・甲斐拓也【写真:藤浦一都】

オリ先発の山岡とは8打数6安打、打率.750に

■ソフトバンク 6-4 オリックス(22日・ヤフオクドーム)

 ソフトバンクの甲斐拓也捕手が2安打2打点の活躍で、チームを4連勝に導いた。22日、本拠地ヤフオクドームでのオリックス戦。2回に先制の適時二塁打を放つと、6回にはダメ押しの適時二塁打。好相性の山岡を、この日も打った。

 2回、2死から松田が二塁打を放って出塁すると、この試合まで山岡に対し5打数4安打と得意としている甲斐が打席へ。3ボール2ストライクからの6球目、右腕のスライダーを叩いた打球は右翼へと飛んだ。この打球に対し、小田が目測を誤った。一度、前進してきた小田の頭上を打球は越えて適時二塁打となった。

 さらに4点リードで迎えた6回には、二塁打で出塁した上林を二塁に置き、再び右翼の頭上を越える二塁打。5点目を生むタイムリーとなった。山岡との対戦成績は8打数6安打、打率.750とした甲斐は試合後、「結果的なものなので。いい投手ですし、気持ちで負けないようにと行きました。相性とかは考えていないですし、結果的にそうなっているだけです」と語った。

 日頃、工藤公康監督から「キャッチャーとして打席に入ることが大事だと言われていますし、キャッチャーとして考えて打席に入りました」という甲斐。先制の適時打を放った1打席目は「スライダーがいい球なので、スライダーを結構投げていましたけど、頭には入っていました」と語り、その山岡の武器であるスライダーを打ち崩した。

 首位の西武はマジックを7に減らした。6.5ゲーム差は変わらず、依然、逆転優勝には厳しい状況にある。そんな中で、お立ち台に立った甲斐はチームの思いを代弁した。「諦めていないですし、最後まで信じて一戦一戦全力で勝ちにいくだけだと思っています」。

(福谷佑介 / Yusuke Fukutani)

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