2000本安打の“幕張の安打製造機” ロッテ福浦を読み解く9つの数字

01年の首位打者 在籍年数&出場試合異数は球団最長の“鉄人”

◯「.346」
“イチロー後”として誰が首位打者を獲得するか注目を集めた01年に、リーグトップの打率.346をマーク。9月14日時点では打率.326と、打率.344の小笠原道大(当時日本ハム)にリードされたが、最後の13試合で10度(3安打3度、4安打1度含む)のマルチ安打を記録してつば競り合いを制した。翌年以降も打率.300(リーグ8位)→.303(15位)→.314(9位)→.300(11位)→.312(5位)と推移し、6年連続で打率3割をクリアしている。

◯「70」
 1993年ドラフト7位でロッテに指名されて着用したのは背番号「70」。投手としては肩の故障もあり、1年目途中から2軍でも登板機会がないまま打者へ転向した。1軍デビューを果たした翌98年からは現在の9を背負う。背番号変更前は1軍での67試合で63安打を放ち、2軍では4年間で116安打を放っている。

◯「477」
 プロ入り25年で477人の投手からヒットを記録した。最多は西口文也氏からの37安打(本塁打4本、二塁打11本含む)だが、通算対戦打率.268は福浦選手の通算打率.284を下回っている。次いで、岩隈久志投手(マリナーズ)からは24安打を放っており、来季には8年ぶりの対戦が実現するかもしれない。

◯「2162」
 今季、4月10日の西武戦(ZOZOマリン)で球団通算最多となる2162試合目の出場を果たす。通算2000本安打の先輩でもある榎本喜八の記録を塗り替えた試合に「7番・指名打者」でオーダーに名を連ねると、7回には左翼線の横に落とす二塁打を放ち、チームの勝利に貢献した。通算76犠飛と93死球も千葉ロッテの球団最多記録で、榎本の403二塁打まで15本に迫る。

【動画】通算2000本安打達成! ロッテ福浦の"美しすぎる"「片手打ち」まとめ

RECOMMEND

KEYWORD

CATEGORY