岩隈久志、27日に異例の“ラスト登板” 地元ファンも感謝「大好きだった」

マリナーズ・岩隈久志【写真:Getty Images】
マリナーズ・岩隈久志【写真:Getty Images】

27日のアスレチックス戦前の始球式に登板へ、本人がインスタグラムで報告

 マリナーズを今季限りで退団する岩隈久志投手が、26日(日本時間27日)の本拠地アスレチックス戦で始球式を行うことになったと22日(同23日)に自身のインスタグラムで報告した。異例の“メジャーラスト登板”に臨む右腕に地元ファンからは惜別のメッセージが続々と届いている。

 岩隈は2012年に楽天からマリナーズに移籍。2年目の2013年に33試合登板で14勝6敗、防御率2.66の好成績を残してサイ・ヤング賞投票で3位に入るなど、通算150試合登板(136先発)で63勝39敗、防御率3.42と活躍した。2015年にはノーヒットノーランを達成。昨年、右肩を手術し、マイナー契約で残留した今季は復帰へ向けてリハビリを続けたものの、メジャーのマウンドに再び上がることはできなかった。

 しかし、マリナーズは粋な計らいで“ラスト登板”の舞台を用意。岩隈は自身のインスタグラムに「9/26のアスレチックス戦で始球式をする事になりました。引退をするわけではないのに驚きですが、マリナーズの深い愛情に感謝の気持ちでいっぱいです!7年間お世話になったチームとマウンドに感謝の気持ちを込めて投げたいと思います!」と報告した。「MLB JAPAN」も公式ツイッターで「岩隈久志が古巣のために、9月26日のマリナーズVSアスレチックス戦で始球式の予定!」と伝えている。

 岩隈は日本球界に復帰すると見られており、現役を引退するわけではない選手が、まだ在籍している球団で始球式を行うのは異例中の異例。球団に愛された右腕の始球式をファンも歓迎しており、岩隈のインスタグラムには多くのメッセージが集まっている。

「本当に感激! マリナーズファンとして、お礼を言いたい。あなたがくれたものに感謝しています」

「あなたの投球が見れないのは寂しくなる。でも忘れません。幸運を」

「あなたを観るのが大好きだった!!!」

「シアトルに来てくれてありがとう! 君を観ることができて嬉しかった。もし君に時間があれば、水曜日にサインをもらいたい」

「マリナーズでの貢献を感謝している。僕にとって君はマリナーズ史上最もお気に入りの選手だ。今後のキャリアでも幸運を祈っている」

「誰かチケットをちょうだい! ノーヒッターの試合に行ったことがある。今までで最高の試合だった」

「寂しくなるね!」

 マリナーズを愛し、シアトルに愛された岩隈。当日は大歓声に迎えられることになりそうだ。

(Full-Count編集部)

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