大谷は二刀流の「道を開いた」 強打のレッズ右腕が“感謝”「チャンスくれた」

レッズのマイケル・ローレンゼン【写真:Getty Images】
レッズのマイケル・ローレンゼン【写真:Getty Images】

地元紙が特集「ローレンゼンはナ・リーグ版ショウヘイ・オオタニとなれるのか」

 メジャーで「野球の神様」ベーブ・ルース以来100年ぶりの二刀流選手として歴史を作っているエンゼルスの大谷翔平投手。右肘靭帯損傷が判明してからは打者に専念しているが、開幕直後は投打両方でハイレベルなプレーを見せ、「二刀流は成功」と評価する米メディア、メジャー関係者は多い。

 大谷の活躍を最も喜んでいるのはもちろんエンゼルスのはずだが、「これから」の選手にとっても大きな希望となっていることは間違いない。地元紙「シンシナティ・エンクワイヤラー」では、レッズのマイケル・ローレンゼン投手の特集記事を掲載。二刀流での活躍を目指す右腕は、大谷が「他の選手にも道を開いた」と話している。

 同紙の特集のタイトルは「先発投手として、マイケル・ローレンゼンはナ・リーグ版ショウヘイ・オオタニとなれるのか」。26歳のローレンゼンは今季、救援投手として43試合登板(1先発)で3勝1敗、防御率3.03の成績を残している一方で、打者としても27打数8安打の打率.296、4本塁打、9打点をマーク。投打で能力の高さを見せており、もし二刀流として通用するなら、チームにとってもメリットがあるという。

 記事では、ジム・リグルマン監督の「もし彼がオオタニのような先発投手だったら、シーズン序盤の(野手の)控えが4人しかいない時期に代打でもっと出場していただろう」というコメントを紹介。一方で、指揮官は「我々はみんな、彼にはできると知っている。でも彼を外野に起用するなら、(ジェシー)ウィンカーや(スコット)シェブラーを使わなければ。彼らは本当に良いからね」とも話している。エンゼルスと違い、レッズはDH制のないナ・リーグに所属しているため、スタメンで起用するためには守備につかなくてはならない。そのため、二刀流をやらせるにしても、代打での起用が基本になると考えてきたようだ。

ローレンゼンは大谷に敬意「僕のような選手により多くのチャンスを与えてくれた」

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