大谷翔平が右肘手術は「自分で決めた」 来季は打者専念も「むしろプラス」

エンゼルス・大谷翔平【写真:AP】
エンゼルス・大谷翔平【写真:AP】

二刀流復活は2020年「また1つ成長できるように」

 エンゼルスの大谷翔平投手は25日(日本時間26日)、本拠地レンジャーズ戦に「4番・DH」でスタメン出場。6回に同点打を放ち、4-1での勝利に貢献した。試合後の記者会見では、今季終了後に靭帯再建手術(通称トミー・ジョン手術)を受けることについて「残念な気持ちはある」としつつ、来季は打者として貢献できるだけに「むしろプラス」と前向きに話した。

 この日、エンゼルスは大谷が今季終了後に手術を受けることを発表した。その後の試合では同点打を打つ活躍。そして、試合後に記者会見を行い。現在の心境を明かした。

 米メディアに決断の理由を聞かれると「やらないという方向も含めて、いろんなプランを提案してもらって、最終的には自分で決めました」と話した大谷。投手としては来季マウンドに上がることはできないが、スローイングをしないDHとしては開幕に間に合う可能性もある。それだけに「(投手としてプレーできないことに)もちろん残念な気持ちはありますけど、普通なら1年と半年は試合に出ることはできないけど、その中でまだ貢献できるものがあるのは、むしろプラスかなと思っているので、なんとかそこで頑張っていきたいなと思っています」と前を向いた。

 手術をしないという選択肢もあったが、「しないならしないに越したことはないと思いますし、それで自分の100%のものが出せるならやらないほうがいいと思うんですけれども、そうではないとは思ったので、ここで1回リハビリも含めてもう1度、一からやりたいなと思っています」と言及。今季、二刀流で活躍する自信を掴めたかを聞かれると、「正直1年だけでは分からないこと、僕自身もわからないことはたくさんありますし、今年の成績だけで来年これ以上、このくらいの活躍ができるとは限らないので、毎年毎年レベルも上げていかないといけないですし、その中で怪我をして、来年リハビリしながら試合に出るというのはすごく自分にとっては大きいことかなと思うので、また1つ成長できるように頑張っていきたいと思っています」と謙虚に話した。

 二刀流の完全復活は2020年になるが、まずは来季、打者として大暴れしてくれそうだ。

(盆子原浩二 / Koji Bonkobara)

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