日本からの“逆輸入”は大当たり 元広島ブレイシアが最強Rソックスで大活躍

元・広島で現在はレッドソックスでプレーするライアン・ブレイシア【写真:Getty Images】
元・広島で現在はレッドソックスでプレーするライアン・ブレイシア【写真:Getty Images】

32試合2勝0敗、防御率1.71の成績で強豪のブルペン支える

“逆輸入選手”はマイコラスだけじゃない。2017年に広島でプレーしたライアン・ブレイシア投手が今シーズン、107勝(日本時間27日現在)を挙げ圧倒的な強さでア・リーグ東地区制覇を果たしたレッドソックスで、中継ぎとして大活躍。32試合に登板して2勝0敗、防御率1.71という好成績で、ポストシーズンでの登板も有力だ。

 ブレイシアはツイッターに地区優勝のシャンパンファイトをする自らの写真とともに「2018年は忘れられない年だ。チームメート、ボストンのファン全員と迎えるポストシーズンが楽しみだ!」と投稿した。広島を退団後、レッドソックスとマイナー契約を結んだが、7月にメジャー昇格。2007年にエンゼルスと契約して以降、メジャー経験は2013年にエンゼルスで7試合に登板、9イニングで防御率2.00という実績しか残していなかったが、一気に強豪チームのブルペンを担う存在のひとりとなった。

 広島では26試合に登板し2勝1敗、防御率3.00という成績に終わり、あまり大きな印象は残せないまま日本を離れたが、日本で経験を積んで米国に戻り、一気にブレークするのは今季MLBで17勝を挙げ最多勝を争っている元巨人のマイルズ・マイコラス(カージナルス)と同じ。今後も、日本人、米国人を問わず、日本帰りの投手への注目度は高まっていきそうだ。

【写真】3年連続地区優勝を決めたレッドソックスで大車輪の活躍を見せたブレイシア

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