優勝マジック5の西武 名門大卒で熱血漢の元助っ人がエール「ガンバッテ!」

秀才ながら熱い男「ライオンズをいつも愛し、そして応援しています!」

 彼は栗山巧、中村剛也らを筆頭に現在の西武を支える多くの選手とプレーしたが、当時のチームメイトには退団から5年経った今でも熱い思いを持っている。

「彼らはとてもいいチームメートであり、とても素晴らしいリーダーです。一緒にプレーできたことはとても光栄で、ライオンズでプレーできたことは、僕の野球人生の中でも素晴らしいハイライトです。彼らの歴史の一部になれたことはすごく誇りに思っています」と、かつての日々を思い出すように語るカーター氏。

「もちろん、今でもライオンズファンです」。こう語り、突然シャツを引きちぎると、そこには左胸に「L」の文字が入った当時のライオンズのユニホームが!!

「Let’s go Lions! ガンバッテ! 優勝を目指せ!」

 左胸の「L」、背中に縫い付けられた背番号「2」を誇らしげに指さすカーター。約10年のプロ生活で、わずか1年あまりしか在籍しなかった太平洋の向こう側のチームに、ここまで愛をもっている助っ人がかつていただろうか。

 西武在籍時には、負傷離脱した当時の主将・栗山に代わって熱いスピーチを試合前に行い、チームを鼓舞したカーター。再び優勝争いを繰り広げる今のチーム、そしてファンへ熱い言葉を送った。

「ライオンズというチームはいつも闘い、決して屈せず、勝利のためにすべてを尽くします。チームは1人の選手以上の存在です。アメリカにいる1人の男(自分自身)も、ライオンズのために応援しています。ライオンズをいつも愛し、そして応援しています!」

 誰もが羨むような「秀才」でありながらも「熱血漢」という対照的な表現が似合うこの男が、所沢からはるか離れた米国から送った若獅子たちへの檄。西武は、カーター氏の激励も追い風にし、最終決戦へ挑む。

【動画】Yシャツを破り捨て“西武愛”を証明!? 元獅子助っ人カーター氏が西武へ激励メッセージ

RECOMMEND

KEYWORD

CATEGORY