元Gマイラコス、元阪神・呉のPO進出叶うか? 初出場の注目選手をMLB公式選出

カージナルスのマイルズ・マイコラス【写真:Getty Images】
カージナルスのマイルズ・マイコラス【写真:Getty Images】

日米野球で来日するイエリッチもPO初出場

 今季も残すところ3試合となったメジャー。ア・リーグは東地区レッドソックス、中地区インディアンス、西地区アストロズの優勝が決定し、ワイルドカード(WC)枠としてヤンキースとアスレチックスのプレーオフ出場が決まった。混戦のナ・リーグは東地区ブレーブスの優勝が決まったが、中地区はカブスとブルワーズ、西地区はロッキーズとドジャースが1ゲーム差で優勝争いを展開。これに伴い、WC出場枠も未定となっている。

 だが、プレーオフが待ちきれないファンのために、MLB公式サイトの人気コーナー「Cut4」では「2018年にポストシーズンデビューを飾るであろう注目選手」と題した特集を展開。その中で、元巨人でカージナルスのマイルズ・マイコラス投手、元阪神でロッキーズの呉昇桓投手の名前が挙がった。

 メジャー復帰1年目で17勝4敗、防御率2.94の好成績を残すマイコラスは、カージナルスの勝ち頭として貢献。WCでのプレーオフ進出を目指すチームは、出場権を持つ2位まで1ゲーム差の3位につける。カブスとの3連戦で全勝、もしくは2勝1敗でも、ドジャースとロッキーズの勝敗次第ではプレーオフ進出の可能性がある。記事では「31度の先発登板で防御率2.94、球界で最も低い四球率1.4を誇る」と、今季のマイコラスが見せる「安定感」を絶賛。もしプレーオフ進出が叶えば「マイコラスは10月に優秀な制球力を披露するだろう」と予言した。

 ドジャースに1ゲーム差をつけて西地区首位を守るロッキーズは、WC枠でもカージナルスを2勝上回るため、プレーオフ進出にはより近い位置につけている。シーズン途中の戦力補強にも積極的に務めたが、元阪神の呉も新戦力として加わった1人だ。7月のトレード期限でブルージェイズからやってきた右腕は、移籍後24試合に投げて2勝0敗1セーブ8ホールド、防御率2.57を記録。寸評では「彼なら不安定なブルペンを強化できるという期待が込められていた。そして、まさしくそれを現実のものとした」と称賛。「ファイナル・ボス」の異名を執る右腕のプレーオフでの活躍も期待した。

 この他にも、11月の日米野球で来日が決まっているクリスチャン・イエリッチ(ブルワーズ)も選出。昨季まで弱小マーリンズに在籍したため、メジャー6年目ながらプレーオフ進出経験はなし。今季は史上5人目となる1シーズン2度のサイクルヒット達成など、打率.321、33本塁打、104打点とMVP級の活躍でチームの躍進に貢献し、初のプレーオフ出場を叶えた。

 10月2日(日本時間3日)にはナ・リーグWCゲームで幕を開ける今季プレーオフ。はたして残り3戦を勝ち抜き初出場を叶えるのは、マイコラスか、呉か。最後まで目が離せない。

(Full-Count編集部)

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