プロ野球人気は衰えず!? 天候不順の中、NPBは過去最高の観客動員を記録へ

セ・リーグも3球団の平均観客動員数が過去の記録を更新

◯セ・リーグ

広島
2017年 217万7554人/71試合(3万670人)
2018年 210万6496人/68試合(3万978人)※

阪神
2006年 315万4903人/73試合(4万3218人)
2018年 270万1127人/65試合(4万1556人)

DeNA
2017年 197万9446人/71試合(2万7880人)
2018年 202万7922人/72試合(2万8166人)※

巨人
2016年 300万4108人/72試合(4万1724人)
2018年 295万5504人/71試合(4万1627人)

中日
2008年 242万7805人/72試合(3万3720人)
2018年 211万276人/70試合(3万147人)

ヤクルト
2017年 186万2731人/72試合(2万5871人)
2018年 177万1679人/65試合(2万7257人)※

 セ・リーグも3球団の平均観客動員数が、過去の記録を更新。DeNAは主催試合をすべて終えて202万7922人と初の200万人超え。実数発表初年の2005年には97万6004人(当時は横浜)だったから13年で倍増した。本拠地の横浜スタジアムの定員は12球団最小の3万人。動員率は93%と飽和状態が近い。今、横浜スタジアムは観客席の増設工事を行っているが、今の勢いが続けばその席も埋まりそうだ。

 広島も依然として好調。最多記録を更新しそうだ。ヤクルトは、DeNAが200万人超えとなったために、セ・リーグ6球団で唯一観客動員200万人を達成していない球団となった。しかし平均観客動員は過去最高の2万7257人。残り主催6試合で190万人を超えそうだ。

 天候不順の中、プロ野球人気は衰えていない。各球団のマーケティングやファンサービスが功を奏している形だ。「野球離れ」が進行する中で、この勢いがどこまで続くのか、今後の推移を見守りたい。

(広尾晃 / Koh Hiroo)

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