鷹・工藤監督、引退の大隣と対面し感謝「私の初めての優勝に貢献してくれた」

ソフトバンク・工藤監督(左)とロッテ・大隣憲司【写真:藤浦一都】
ソフトバンク・工藤監督(左)とロッテ・大隣憲司【写真:藤浦一都】

3日にラスト登板の予定「一番は病気を乗り越えて投げたこと」

 2日、ソフトバンクの工藤公康監督が、3日の登板に向けてチームに合流したロッテの大隣憲司と対面した。

 現役引退を決めた大隣は、3日のソフトバンク戦で今季2度目の登板を果たす。かつての本拠地ヤフオクドームでのラスト登板を前に、2日にチームに合流。ソフトバンクの全体練習が始まると、すぐにグラウンドに現れコーチ陣や選手に挨拶。村松有人コーチに「あっち(外野)にも入ってもいいですか?」と断りを入れてグラウンドを一周し、“旧友たち”との再会を喜んでいた。

 練習終盤に工藤監督がグラウンドに登場すると、すぐさま挨拶に行き、しばし会話を楽しんだ。

 工藤監督は「1年でも長くやってもらいたいと思っていたんだけどね。『いいのか?』という話をしたら『精一杯やりました』と。病気のこともあって思いどおりにいかないところもあったと思う。私の初めての優勝にたくさん貢献してくれた選手ですからね。一番は病気を乗り越えて投げたこと。芯の強さがあったからだと思うし、その中で野球を続けてくれたのは、今後の人生に必ずプラスになると思います。第二の人生も頑張ってもらいたいですね」と、左腕の引退決断を惜しむとともに今後に向けてエールを送った。

(藤浦一都 / Kazuto Fujiura)

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