平野佳寿、来季は開幕からクローザーも 地元紙が「最も確実な候補」に挙げる

ダイヤモンドバックス・平野佳寿【写真:Getty Images】
ダイヤモンドバックス・平野佳寿【写真:Getty Images】

今季75試合登板の右腕に高い評価、ブラッドリーとともに有力候補に

 ダイヤモンドバックスの平野佳寿投手はメジャー挑戦1年目の今季、獅子奮迅の活躍を見せた。日本人のシーズン最多登板記録(73試合)を更新する75試合に登板。4勝3敗、防御率2.44という圧巻の成績を残した。チームはプレーオフ進出を惜しくも逃したものの、監督、コーチ、同僚から信頼を勝ち取った34歳の“オールドルーキー”。米メディアは、来季のクローザー候補の1人になると予想している。

 平野は今季、セットアッパーとして開幕を迎え、26試合連続無失点を記録するなど活躍。リーグ3位タイの32ホールドを挙げた。ホールド数は一時トップに立っていたものの、トーリ・ロブロ監督はシーズン終盤に平野をクローザーに指名。激しいプレーオフ進出争いの中で3セーブを挙げた。

 当初、クローザーを務めていたボックスバーガーは後半戦に入ってセーブ失敗が増えて“解任”。来季のブルペンの構成がどのような形になるかはまだ不透明だ。地元紙「AZセントラル」も特集記事で「来年の抑えは?」との小見出しをつけ、この疑問について取り上げている。

 記事では、マイク・ヘーゲンGMが1日(日本時間2日)の総括会見で来季のクローザーについて「正直なところ、その人物は(既に)我々のロースターの中にいると願いたい」と話したことを紹介。日本人候補も有力候補の1人だと言及している。

「そのポジションに就く上で最も確実な候補となるのが、現在のロースターの中では右腕のアーチー・ブラッドリーとヨシヒサ・ヒラノのようである」

 今季、シーズンの大半でセットアッパーとしてボックスバーガーに繋ぐ役割を果たしていた2人。クローザーに最も近い存在であることは確かだろう。他に、9月にメジャー昇格を果たした新人のヨアン・ロペスが好投を続けたとも特集では指摘。ロペスはマイナーでは主に抑えとしてプレーしていたという。

 ピンチでも動じることのないマウンド度胸も高く評価されていた平野。来季も重要な役割を任されることは確かだ。

(Full-Count編集部)

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