ヤ軍猛追も届かず ブーン監督、第2戦先発の田中に期待「願わくば1勝1敗に…」

ヤンキース・ブーン監督(右)【写真:Getty Images】
ヤンキース・ブーン監督(右)【写真:Getty Images】

9回に1点差まで詰め寄るも「時間が足りなかった」

■Rソックス 5-4 ヤンキース(日本時間6日・ボストン)

 ヤンキースは5日(日本時間6日)、敵地で行われたレッドソックスとの地区シリーズ第1戦に4-5で敗れた。3回までに5点を奪われたが、6回から反撃開始。9回にはジャッジのソロ弾で1点差まで追い上げたが惜敗した。試合後、アーロン・ブーン監督は「よく反撃したし、よくチャンスを作ったが、時間が足りなかった」と悔やんだ。

 好投が期待された先発ハップが、初回から得意の制球が定まらず苦戦。マルティネスに左翼席へ先制3ランを運ばれるなど、3回途中を5失点で早期降板。「積極的にブルペンを使うことにした」と作戦を切り替えた指揮官の策が的中し、4回以降は救援陣が3安打無失点リレーでつないだ。

 勝てない試合ではなかった。打線はレッドソックス先発セールに5回まで3安打に封じられたが、6回に突破口を見出した。1死一、二塁の場面でボイトの右翼タイムリーで1点を返すと、グレゴリアスの二ゴロでさらに1点を追加。7回には無死満塁からボイトの三ゴロの間に1点を挙げた。ブーン監督は「よく反撃した」とチームの努力を称えたが、同時に2度の満塁機で畳みかけられず「ビッグイニングになるチャンスで、ここぞの一撃が出なかった」と悔やんだ。

 9回にはジャッジが2試合連続となるソロ弾を右翼へ運び、1点差まで迫ったが万事休す。黒星を喫して追う立場となった。

 6日(同7日)の第2戦には田中将大投手が先発。指揮官は「タナカが先発する時は、状態が良ければ、誰が相手でも封じられると思っている。だから、明日は気分良く球場に来て、願わくば1勝1敗に引き分けて帰りたい」と日本人右腕の好投に期待した。

(Full-Count編集部)

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