レ軍コーラ監督、就任1年目でPO初勝利 先発セール力投を絶賛「目を見張る働き」

レッドソックスのアレックス・コーラ監督【写真:Getty Images】
レッドソックスのアレックス・コーラ監督【写真:Getty Images】

昨季はベンチコーチとしてアストロズで世界一に

■Rソックス 5-4 ヤンキース(日本時間6日・ボストン)

 レッドソックスは5日(日本時間6日)、本拠地での地区シリーズ第1戦でヤンキースに5-4で逃げ勝った。今季就任1年目のアレックス・コーラ監督にとってはプレーオフ初勝利。記念の白星に、試合後の会見場で笑顔を浮かべた。

 先発セールが6回途中を2失点と好投すれば、主軸のマルティネスが初回に左翼へ先制3ラン。6回以降に失点が重なり、9回に1点差まで詰め寄られたが、見事逃げ切った。

 中継ぎが適時打を許し、2失点がついたセールについて「目を見張るような働き。勝つチャンスを与えてくれた」と絶賛。「今夜は立ち上がりから、ストライクゾーンを果敢に攻めていた。腕もしっかり振れていたし、フォームがブレなかった。変化球が良かったし、チェンジアップもいいね」と賛辞は止まない。同時に、この日は何度もホームベース手前でショートバウンドした変化球を逸らさず止めた捕手レオンについても、「正直、どうやってブロックしているのか分からない」とチームの窮地を救ったプレーに目を丸くした。

 昨季はアストロズのベンチコーチとしてワールドシリーズ優勝を果たしたが、監督としてはこれがプレーオフ初勝利。プエルトリコの野球一家出身で、今季パイレーツの三塁コーチだった実兄ジョーイは、2005年にホワイトソックスでベンチコーチとして世界一に輝いた。10歳年上の兄もたびたび監督候補に名前が挙がる切れ者だが、弟が先に指揮を振った。

 昨年はともに解説者として米スポーツ専門局「ESPN」の“同僚”だった、ヤンキースのアーロン・ブーン監督を破って手に入れた初勝利。ここから勝ち星を積み重ね、監督として世界一の座を掴みたい。

(Full-Count編集部)

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