田中将大の前に強力打線が沈黙 敵将は白旗「スプリットがかなり良かった」

レッドソックス戦で好投したヤンキース・田中将大【写真:Getty Images】
レッドソックス戦で好投したヤンキース・田中将大【写真:Getty Images】

前回対戦では4回5得点でKOも…この日は「試合序盤から良い投球をしていた」

■ヤンキース 6-2 Rソックス(日本時間7日・ボストン)

 ヤンキースの田中将大投手は6日(日本時間7日)、敵地でのレッドソックスとの地区シリーズ第2戦に先発し、5回1失点で勝利投手となった。4回にソロ本塁打を被弾したものの、失点はこの1点のみ。宿敵の強力打線をねじ伏せ、チームを貴重な敵地での勝利に導き、星を1勝1敗のタイに戻した。

 田中の前に、ボガーツのソロでの1点のみに封じられたレッドソックス打線。今季レギュラーシーズンでは田中と4度対戦し、19イニングで16得点、防御率7.58と得意としてきたが、重要なポストシーズンの試合では押さえ込まれた。試合後、レッドソックスのアレックス・コーラ監督は、田中のスプリットの切れ味に白旗を揚げた。

 試合後、田中の投球についてレ軍指揮官は「彼のスプリットが以前よりかなり良かった。試合序盤から良い投球をしていた。前回対戦した時、我々は良く球を見極めていたが、今夜はそうでなかった」と語ったコーラ監督。9月20日に対戦した際には4回8安打5得点でノックアウトしていたが、その時とは“別人”だったとしている。

「彼は良い投球をした。有利なカウントで彼を追い込んだ時、彼はカウントを整え、スプリットかスライダーを投げていた」とも語ったコーラ監督。このポストシーズン、レッドソックスにとって、田中は手強い存在となりそうだ。

(Full-Count編集部)

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