王者・広島、最終戦飾れず 緒方監督は先を見据える「CSに向けてやるだけ」

広島・緒方孝市監督【写真:荒川祐史】
広島・緒方孝市監督【写真:荒川祐史】

丸は本塁打王ならず、大瀬良の最多勝も決められず指揮官「残念」

■DeNA 4-3 広島(7日・マツダスタジアム)

 広島は7日、マツダスタジアムで行われたDeNA戦に3-4で敗れた。レギュラーシーズン最終戦で、大瀬良の単独最多勝と丸の本塁打王がかかった試合となったが、大瀬良がソトに40号本塁打を浴び、丸は本塁打王のタイトルを逃がした。15勝でシーズンを終えた大瀬良の最多勝は、9日に1試合残した巨人の菅野の動向次第となった。最終戦を勝利で飾れなかったが、緒方監督は「しっかり調整して、17日からのクライマックスシリーズ(CS)に向けてやるだけ」と先を見ていた。

 8回3失点で勝ち負けがつかなかった大瀬良について、緒方監督は「よく投げてくれたけど、勝ちがつかなくて残念」と好投をねぎらった。5回にソトの2ランで先制を許した後、すぐに逆転した打線に関しても「最初は苦戦していたが、中盤に下位打線からのつながりで得点した。いい攻撃をしてくれた」と評価した。

 最終戦終了後のセレモニーで、ファンにあいさつした緒方監督は「我々の戦いはまだ続いている。日本一という目標に向かって戦い続けていく」と高らかに宣言したが、9回に抑えの中崎が打たれて今季2敗目を喫するなど、不安材料も残した。リーグ優勝に貢献した投打の2人のタイトルを確定できず、負ければCS進出の可能性が消えるDeNAの息の根を止めることもできなかった。

 2年連続でポストシーズンに敗れたチームにとって、残された目標は日本一しかない。CSファイナルまでの10日間、数々の不安材料を一掃して悲願に向かうことができるのか。「3度目の正直」を実現できるかどうかは、2年間苦汁を舐めさせられた指揮官の手腕にかかっている。

(大久保泰伸 / Yasunobu Okubo)

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